季節(トキ)の硲で…

小さな庭を眺めながら 徒然なるままの独り言…しばしおつきあいいただければ幸いです

忘れない想い









綻びるのは 想い


季節の風に誘われて
少しずつ傾く陽射しに
蕾が ほどけてゆくように


ふと 気づく
紫苑の花びらは
夜明けの空の色に
似ている …と
明けの燭光が届く前
夜の藍の色が
淡い光に薄まってゆく
あの 空の色







夏の後ろ姿が遠ざかり
毎日 少しずつ
秋の気配が存在感を増して
陽射しは 強さの中に
乾いた草の匂いを秘める
初秋 という
ハーフな季節の光は
多分 この花に似た色をしている


曖昧でありながら
はっきりと
夏の名残を脱ぎ捨てて
秋の花は 凛 と
空を見上げる


小さな花が綻びるたび
季節に巡り会えた歓びが
胸を ひたひたと満たす
花とともに見上げる蒼空(ソラ)も
花を揺らして駆け抜ける風も
いつか どこかで出逢った表情(カオ)で
けれど 一期一会の邂逅で


だからこそ
胸を満たす想いは
わたしの中にで永遠になる


季節 という輪廻の輪の中で
今 という瞬間を
めぐり逢い 紡がれた絆を
いつまでも
抱きしめていられますように…





















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